2024 年4 月 定例理事報告
4 月10 日浜田理事長を議長の下、15名の理事、1 名の監事、1 名の理事外、1名の青年部が
出席し理事会が行われました。以下内容を報告します。
第1 号議案 入会審査の件
◯ 今月の入会希望者は青年部1名、維持会員1社。
● 竹下隼平(Junpei Takeshita)1998 年生まれ (青年部)
推薦人:山田康介
● 株式会社シグマ(代表者:山木和人)(維持会員)
神奈川県川崎市麻生区栗木2-8-15
電話:070-1535-3793
◯ 維持会員であった(株)ティーエフシープラスが、同じく賛助会員の(株)東北新社へ譲渡
されたため退会、東北新社の維持会員は従来通り。
◯ 今月の退会者は正会員1名(賛助会員へ移行)、青年部2名、維持会員一社。
第2 号議案 会計報告
◯ 貸借対照表と損益試算表を示し、令和6年3月分の報告をした。
◯ 理事会に出席した理事に確認をとり、55期は黒字処理ではなくマイナス処理との承認が得ら
れた。
◯ 今月の会計報告は承認され、認められた。
第3 号議案 各委員会報告
● 関西報告(副理事長 山内嘉信)
◯ 資料は事前に各理事にメールにて配布。
◯ 山内副理事長が吉田貞次氏追悼上映会について、京都文化博物館との打合せを行った。
開催時期は、2024 年9月中旬〜10月初旬、1〜2週間を予定。通常の入場料(¥500@1名)は
発生するが、その他の費用は掛からない。終週はトークショーと献杯会を計画中。
◯ 芦澤副理事より、協会がお世話になった吉田さんに対して感謝を表したい。この上映会に
あわせ、「映画撮影」に記事を掲載するなど、何かできれば。
↓
山内副理事より10月が七回忌なので、東京からの参加者などを含め詳細を決めていきたい。
◯ 4 月20 日に関西理事会を「立命館大学大阪いばらきキャンパスセミナールーム」で開催予定。
今後、この場所で催物が出来ればと考えている。
● JSC 賞委員会(委員長 宝性良成)
◯ 今期に向けての作戦を考えている。応募数が少ないのでチラシ作成などから始めたい。
◯ 昨今話題になっているドキュメンタリー作品も多いが、現時点で応募はあるか?(浜田理事長)
→ 現時点でないが、理事や会員の方で推薦作品があれば連絡して欲しい。(宝性理事)
● 技術委員会(委員長 会田正裕)
◯ 会田理事より、技術委員会経由で依頼があった11月開催InterBEE(幕張メッセ)の「CinemaBooth」
に参加するという報告があった。
InterBEE側は、今回だけでなく2回3回と続けたいと考えている。
◯ スタジオセットのエリア監修とデモ撮影を照明協会や美術協会と一緒に、やって欲しいとの事。
賛助会員でもある石川氏がまとめ役、JSCとしてはデモ撮影メンバーと撮影機材の決定などを
担当できればと考えている。
◯ スタジオエリアでデモを行う撮影監督は1チーム、それ以外のステージ登壇などは各個人へ
オファーが行くのではないか?
・デモ撮影メンバーも日替わりの方が、面白いし集客が出来るのではないか?
また助手も青年部を中心に決めるのも良いのではないか?(時期が近くならないとわから
ない部分はあり)
→ この件は青年部に提案して話をまとめた後に報告したい。(近藤理事)
・助手にはギャランティが払われる予定。
◯ この案は数年前からあり、その時に協会員の磯貝氏が参加していた。
InterBEE側からも、磯貝氏や賛助会員になった元ソニーの西牧氏に旗振りをやって欲しいと
言われている。磯貝氏と会田理事は協会側の裏方として、デモチームは別途編成する。
◯ 技術委員会としても一度集まってアイディアを出せればと考えている。
また、ブースでは協会の宣伝活動なども積極的に使えるとのこと。
◯ これは技術委員会だけでなく、関西も含め、協会全体で進めて行ければと考えている。
(会田理事)
◯ 情報共有のための連絡方法も考えたい。少しづつ具体化していくと思うので、協力をお願い
したい。(浜田理事長)
● 編集委員会(委員長 佐々木原保志)
◯ 次号239号は現在、7割方原稿も集まっている。
原稿が遅れている部分もあるので、発送が6月になるかもしれない。
◯ 「ただ今撮影中」の原稿の集まりなどを考えて、最初の4人体制に変更するか考慮中。
◯ 前号から発送方法が変更になった。こちらから郵便局への持込みなどで発送期間を短く
する事はできないか?
→ 郵便局に持ち込まれる郵便量に左右されるので、持ち込みでは対応出来ない。
また前号に関しては3人ほど未到着があった(事務局)
● 国際交流委員会(委員長 渡部眞)
◯ 渡部理事はリモート参加予定だったが、前の会議が遅れ欠席。岩倉理事が対応。
◯ IMAGOの理事選のお知らせが入った、前回同様リモート会議にオブザーバーとして参加するか
どうか考えたい。(岩倉理事)
● 映職連報告(委員長 藤澤順一/上野彰吾)
◯ 「3月映職連報告」の資料は事前に各理事へメールにて配布済。
◯ 上野専務理事より労災連報告と各協会の報告を行った。
・日本映画装飾協会が6月に発足予定。
・前回シナリオ協会より「日本アカデミー賞表彰部門に関するご提案」が提出された件だが
今回は映職連としてではなく、単体で嘆願書を提出すると言うことになった。
・日本俳優連合が一般法人日本フリーランスリーグを立ち上げたとの報告があった。
◯ 法人化について
次回7月の総会において正式に一般社団法人となり、映適の中で映連・日映協と対等な
立場となる。
社会に対して明確な意見を言うための法人化である、との事、定款作成も開始された。
● 青年部会報告(部長 水本洋平)
◯ 水本青年部長が本日欠席のため、初野青年部副部長が出席、また青年部補佐の近藤理事が
リモートで報告。
◯ 4月3日富士フイルム大宮事業所にて、東北新社の細田氏の協力のもと、青年部向けのレンズ
セミナーを開催した。
青年部として集まりが少なかったので、外部のメンバーも参加(12名中7名が青年部)
内容としては、レンズ工学やズームレンズなどの扱いについて、オールドレンズの味など
参加者には好評であった。(近藤理事)
◯ 感想として
→ ・セカンド、これからセカンドになるメンバーに参加して欲しかった。
・今後も青年部に対して、こういった勉強会をアピールしていきたいと考えている。
◯ セミナー報告をHPや「映画撮影」などに掲載し、広く見て貰うことが必要なのでは?
(谷川副理事)
◯ 青年部7名参加に対して
→ ・興味がないというか、当日仕事で行けないこともあると思うが、反応が薄い気がする。
(初野青年部副部長)
◯ セミナー内容が意義のある物だったので、広く知って貰う為にどうしたらよいか、と言うこと
を考えている。
助手が今後仕事をしていく上で、もう少し学ぶ事に貪欲になってもいいのかな?と思う。
レンズを使用する際に、選択理由が説明出来ないと、カメラマンになった時にも困ってしまう
と思うので、勉強できる機会を作りたいと考えている。
◯ アンケート結果をHPで見て貰い、知るきっかけになればと思うので、改めて相談したい。
(近藤理事)
● 財務報告(副理事 谷川創平)
◯ 谷川副理事から提出された資料(JSCの会計)は、事前に各理事に配布済み。
現在の財務状態は安泰ではない事をこの資料を元に、谷川副理事がわかりやすく説明した。
◯ 今まで実数としてわからなかった部分がこの資料で理解できたとの声が上がった。
◯ 浜田理事長からは、
協会員の年齢別構成表からみて、協会の高齢化にともない協会員の人数が減少するであろうが
新会員の入会もあるので、正しく協会として運営、活動している限り、存続していけると思う。
◯ 少しでも収益が上がる事業も増やすなども考えていきたいが、協会は営利組織ではないので、
意義を考えて活動して行きたい。映画界全体を考えた時に「JSCが大事」と皆が思って
くれていれば存続するし、そう考えてもらえるに運営をしなければならない。
◯ その他の意見として
・入りたい協会、組織にすることが大事。利益を上げる活動も同時に行なっていく必要がある。
・映画界だけでなく、CMや配信などに関わっている人たちにも加入してもらえれば。
・情報を発信し続けられる組織、拠点でありたい。
◯ 青年部の活動も、担当者だけでなく協会員でバックアップできれば。(芦澤副理事)
◯ 青年部の部長が変わっても、活動をスムーズに進めていけるシステマチックなやり方を考え
たい。(近藤理事)
◯ 財政的に厳しいということであれば、何か具体的にアイディアを出すことも必要なのでは
ないか?(豊浦理事)
◯ JSCを宣伝し認知度を上げていく活動を行わなければいけないが、どう行うか?
以前は「三浦賞」も新聞で発表されていたこともあった。(谷川副理事)
◯ InterBEEのBoothでは協会の宣伝も兼ねて協会員の映画のポスターを貼るなど、派手な
アピールも必要ではないか?(山本理事)
◯ 今回はあと何年か後にまた精査することが必要だと思う、ということになった。
第4 号議案 「映画適正化機構」報告(浜田理事長)
◯ 「映適」を知って貰うきっかけになる、手書きのチラシを上野専務理事が作成。
スタッフセンターへ登録する意味が理解されにくいのではないか。
◯ 映適申請作品なら、撮影環境が守られているのでスタッフセンターに登録しなくてよいのでは、
電子契約書だけでは、あまりメリットにならないのではないか?(谷川副理事)
◯ 現在、個人労災加入やハラスメント相談も受けられるとなっているが、それだけではメリット
が薄いので、これから改善の会議を行う予定。(浜田理事長)
◯ スタッフセンターのメリットについて、他のスタッフから聞かれることも多い。
その時に答えるのは
「今はない、がこの先フリーで仕事をやっていく上で、その意識のままでいいのか?センターに
加入することで、意識の持ち方が変わるのではないか?」と伝えている。
また我々世代が加入することによって「自分も入ろうかな?」と思ってくれることに意味が
あるのではないか。
20〜30年後の将来を考えたとき、センターに加入することで、きちんとした考えを持つ人が
出てくるきっかけになれば良いと思っている。(山本理事)
◯ 若いメンバーが、ギャラ分からの(1%)を支払って入る、そのメリットを示さないと厳しい
のではないか?(谷川副理事)
◯ 現在フリースタッフに発言する場がない。登録作品のスタッフがセンターに加入すれば
かなりの人数になる、組織として力をつけることでスタッフを守る事ができると思う。
◯ 新たに映適分科会が設置された、協会からは鈴木周理事と伊藤俊介氏が参加する。
今後フリーでなく会社所属のメンバーと、スタッフセンターがどう関わっていくかを検討
したい。
経産省という大きな枠組みから始まった事なので、皆の意見で勝ち取ったスタッフセンター
でないというのが、どこか「ひとごと」なのかもしれない。山本理事の意見のように登録する
ことで、スタッフが自覚と認識をもって貰えれば。(浜田理事長)
◯ 会社組織にある生活に伴うメリット(健康診断など)が伴えば、若い人達の恩恵になるのでは?
(会田理事)
◯ 「a4c」とスタッフセンターがどう提携していくかも、今後の課題になると思う。(浜田理事長)
◯ 京都のスタッフには、まだスタッフセンターを知らないという人もいる。(山本理事)
◯ スタッフセンター自体を知らない人も多いので、まず啓蒙のためにチラシを作成してみた。
もしセンターの登録証があれば、よりセンターの存在を説明しやすいのでは?(上野専務理事)
◯ 登録証は予算もあると思うが、労災保険加入証明証のようなセンター証明証の作成も分科会で
提案したい。
◯ 映適に関しては引き続き報告をしていく。(浜田理事長)
第5 号議案 その他進行中の事案
◯ 日本映画テレビ技術協会が開催する映像技術賞(MPTE)(11月発表)の推薦作品は
・「カムイのうた」(撮影:上野彰吾)・「おまえの罪を自白しろ」(撮影:中山光一)敬称略
の2作品に決定した。
◯ 通常総会は5月20日(月):オフィスセンタ3FCホールを予定。
◯ キネマ旬報創業100周年を記念し、特別ムック『ベスト・オブ・キネマ旬報』が発刊予定。
広告依頼があり、掲載を決定した。
◯ 青年部在籍ですでにカメラマンとして活躍している人(15名)に「ステップアップ打診」の
お知らせを郵便で出す予定。
◯ 「定款・規約」を印刷することに決定、新入協会員及び希望者に配布、並行してHPにも掲載。
◯ 前回の理事会でも出た青年部アンケート結果についての回答の件だが、簡単にまとめたものを
理事に提示、意見を纏めたい。(事務局)
ご質問、お問い合わせがあれば事務局にご連絡ください
事務局より