2024年3月 定例理事報告
3月11日浜田理事長を議長の下、14名の理事、1名の監事、2名の理事外が出席し理事会が行われました。以下内容を報告します。
第1号議案 入会審査の件
◯ 今月の入会希望者は正会員、青年部、ステップアップ、維持会員ともにいなかった。
◯ 今月の退会者は正会員2名、青年部1名(1年休会後退会)。
第2号議案 会計報告
◯ 貸借対照表と損益試算表を示し、令和6年2月分の報告をした。
◯ 期末に向けて財務担当の谷川副理事がデータを精査中、来月には報告が出せると思う。
◯ 経費はかなり抑えられているので、これからはどうやって利益を出せるかを考えて行きたい。
(浜田理事長)
◯ 今月の会計報告は承認され、認められた。
第3号議案 各委員会報告
関西報告(副理事長 山内嘉信)
◯ 第300回関西映像懇話会開催について報告(深沢理事)
資料は事前に各理事にメールにて配布。「48 HOUR FILM PROJECT〜入賞作品上映とトーク」
3月8日(金)17:30〜、ビジュアルアーツ専門学校大阪にて開催、全10作品の上映。
出席者は約30名、上映前に製作者と協会員2名との対談を行った。
定款・規約について(渡部眞理事)
◯ 「定款・規約の疑問点について」(資料は事前に各理事へメールにて配布済)
◯ 「規約」の「加入申込」で【現組合員2名以上の推薦者〜】とあるが、これは正会員、青年部
両方を指すのか?
→ 現時点では青年部が推薦することはないが、明記した方がいいのなら改定した方がいい。
◯ 「名誉会員規定」の中に、【手帳の配布】の記載がある、手帳は廃止になったので削除する。
◯ 「撮影者表記」について
【組合員は氏名のあとにJSC〜】の“組合員”を“正組合員”とすることで、正会員のみ
クレジット表記が出来る、また新たにJSC青年部としてのクレジット表記を考えるのか?
を審議願いたい。
↓
・今まで青年部のJSC表記クレジットについて表記したものがなかったので(青年部は
クレジット表記できないと聞いていた等)、「規約」に表記した方がいいのでは。
・青年部から質問が出た時に「正会員へのステップアップ」を促すという形にできれば。
・橋本理事からHPトップの「今月の劇映画」に青年部の作品も紹介している、こちらは問題
ないか?という質問には、【従来通り】となった。
・表記を「正会員」のみとした場合、青年部は協会の中でどう言った立ち位置になるのか?
(近藤理事)
→ 以前青年部はアシスタント(助手)メンバーの組織と捉えていたので、青年部のまま
キャメラマンとして「クレジット表記」をする事は考えられなかった。現在その境が
緩くなっているので、規約にはきちんと“正組合員”と表記した方がいいのでは?
(谷川副理事)
→ 今はフォーカスプラーを専門職としている方もいる、形態が以前と変わっているのかな、
とも思う。(藤澤理事)
→ 名称に関しては“準会員”ではなく“青年部”のままがいいと思う。(上野専務理事)
・今後青年部と話をする時、今まで助手的な技能だった方(FirstACなど)も今後は、“正会員”
として加入できるように働きかけて行きたい。またステップアップの希望が出た場合はこちら
からも提案して行きたい。(近藤理事)
◯ “特機”ではなく【グリップ】として、JSCの一部門にならないか?といった話も聞いたので、
今後は色々考えて行きたい。(浜田理事長)
◯ 上記のことを考えると現行の規約にある「正会員」の基準部分を、今後変えていく必要が出て
くると思う。(渡部理事)
◯ キャメラマンとして何本も作品に携わっている人が、青年部にいることが課題なのでそう言った
方々に協会から連絡をした方がいいのでは?(谷川副理事)
◯ 「規約」にある“青年部”の基準部分を踏まえ、キャメラマンで活躍している人は「正会員」
にステップアップしていった方が良いと思う。(深沢理事)
◯ 該当するメンバーをピックアップ、次回理事会で確認後お知らせを送ることになった。
◯ 「定款・規格」だが住所変更後(新宿→世田谷)、新たに「定款・規約」を印刷しておらず、
新入会員に渡していない状況である。
HPの「Members Only」に「定款・規約」を掲載するか、従来通り製本物を郵送するか、を考えている。理事会で方向を決めて頂きたい。
↓
・まず印刷した場合の見積を取る事とし、HPにも掲載した方がいいと思う。
・印刷をした場合は総会資料や「映画撮影」に同封する形にし、郵送料を抑える方法でどうか?
(谷川副理事)
● 編集委員会(委員長 佐々木原保志)
◯ 次号映画撮影「No.239」を準備中、内容はまだ半分程決まっていない。
希望として4月上旬までに原稿を集めたい、現在「ただいま撮影中」の原稿が不足している。
◯ 発行は5月中旬〜下旬を目指している。
技術委員会(委員長 会田正裕)
◯ 小規模なセミナーなどを行いたいと考えている。今候補に上がっているものとして
・HBO制作「カメラレンズ比較」(90分)作品がある。上映回数などに制限があると聞いている
ので、協会で観る機会を作れたら。
◯ 「技術員会でまとめて欲しい」という提案があれば、協力をして行きたい。
◯ 「HotShot」の石川氏より、11月開催のInterBEE「Cinema Booth」出展協力の依頼があった。
他の協会と協力して行うイベントになると思う、詳細については次回理事会までに纏める。
(会田理事)
映職連報告(委員長 藤澤順一/上野彰吾)
◯ 「2月映職連報告」の資料は事前に配布、上野専務理事より「2月映職連報告」の報告。
◯ 映職連総会の日程が決定した。
7月7日、場所は現時点では未定、各協会から9名の参加予定。
◯ シナリオ協会より「第48回日本アカデミー賞の表彰部門に関するご提案」が提出された。
「オリジナル脚本賞」と「脚色賞」の2部門に、音楽部門を「オリジナル作曲賞」と
「主題歌賞」に分けて欲しい、これを映職連として日本アカデミー賞協会へ提出したいという
内容であった。
◯ この案件に関して当協会は「もう少し全体として話し合った方がいいのでは? これを提出する
なら映職連としてでなく、提案のあった協会が日本アカデミー賞協会に提案するのはどうか?」
という意見にまとまった。(上野専務理事)
◯ 映職連法人化の件
先月配布した「法人化賛助支援のお願い」の改訂資料(2種類:①.一般向、②.教育機関向)
を事前に各理事へメールにて配布済。
・映職連としては7月の総会で法人化を決定する方向で進んでいる。
最初は今ある資金で進めるとのことだったが、組織化するに当たり、今後活動資金が必要と
なるため、賛助金依頼を各企業及び教育機関にお願いをするという内容である。
・他の協会は、すでにこのお願いをもって学校関係に賛助金依頼を始めているので、7月の
映職連総会に向け、協力を仰ぎたいとのこと。
・またイベントなど他の詳細は、別途正式な覚書きを作成予定。(上野専務理事)
◯ 法人化した場合、理事会の設定、それに係る様々な事(定款・規約など)を決定する必要が
あると思うが、その点はどう考えているのか? 現段階は各協会の幹事が集まる「幹事会」で
全てが決定しているように思える。(浜田理事長)
◯ それに関しては他の協会からも、そのような声を聞く。(上野専務理事)
◯ 運営メンバーの選択、また法人化がうまく行かなかった場合の負債はどうするのか、など
明確にして欲しい点がある。他の協会のメンバーはどう考えているのか?(谷川副理事)
◯ 予算から考えて賛助会員(会社)は30社以上必要、その会員対応はどうするのか、具体案が
見えない状況である。(藤澤理事)
◯ 監督協会の根岸吉太郎氏がいくつかの大学へ相談したが断られた。渡部理事が代表の
「全国映画教育協議会」へも賛助依頼があったが協力は難しいように思う。(渡部理事)
◯ 繰り返し提言しているが法人化への「理念」が見えてこない、法人化に向けて進んでいるなら
協会としては、見守るしかない状況だと思う。(浜田理事長)
◯ 当協会の維持会員には対してはこの「賛助依頼文」出さない、と言うことで決定した。
◯ 「映職連スタッフ稼働表」について
現在配布している「稼働表」を、予算の観点から廃止、という案がでた。
全面廃止ではなく、データ配布(データ配布が難しい人は、各協会で印刷)に切替える。
また従来通りHPへの掲載は続けていく。(上野専務理事)
総務委員会(委員長 上野彰吾)
◯ JSCニュースについて。
現在HPに「理事会報告/Members Only」や各情報を掲載、年4回「映画撮影」発行があり、
ニュース発行の必要性が感じられなかったが、一部の協会員へ情報が届かなかったことがわかり
全協会員へ情報共有するという点で、ニュース発行の必要性を感じている。
◯ 今後は
・年4回発行、2〜3ヶ月分の情報を簡略化した形で掲載、HPへのアップと郵送配布(約30名)
と言う形に刷新したい。表紙の「コラム」は廃止し、情報発信に特化する。
・新しくなる第1号は5月発行予定、関西の情報や活動報告も掲載可能(発行1週間前までに)。
(上野専務理事)
・HPに掲載する場所に関しては5月の発行までに色々と試してみる、と言うことになった。
国際交流委員会(委員長 渡部眞)
◯ 渡部理事より、先日IMAGOのリモート会議に佐光氏とオブザーバー(発言権はなし)として
参加。活発な意見交換をしていたという印象であった。今後協会としてどう関わっていくか考えなければと思う。(渡部理事)
青年部会報告(部長 水本洋平)
◯ 水本青年部長が本日欠席のため、青年部補佐の近藤理事がリモートで報告。
◯ 青年部向けレンズセミナーのアンケートを実施。「ズームレンズの扱い方、メンテナンスなど」
中心に富士フイルムにてセミナーを行う予定。
助手さん達に、レンズを勉強する場を作った方がいいので、今後も他のレンズ会社に協力を
仰ぎ、機会を増やしていけたら。
第1回として、4月上旬に富士フイルム大宮事業所にて開催予定。(4月3日決定)
◯ アンケート結果数はまだ少ないが、青年部の中でこういった勉強会を行なっているということ
を皆に知らしめていけたらと考えている。
◯ 前回のアンケート結果についてだが、「協会としての回答を提示する必要がある」ということで
あったが、理事の意見がなかなか集まらないので、メールでなくZOOMなどで意見を纏めるのは
どうか?(事務局)
第4号議案 「MTPE AWARD」推薦作品について
◯ 毎年、日本映画テレビ技術協会が開催する映像技術賞(MPTE)(11月発表)の推薦作品を
上げたい。(2023年4月1日〜2024年3月31日に公開された作品)
推薦するのは協会員作品とし、候補を事務局まで連絡して欲しい。(浜田理事長)
第5号議案 「映画適正化機構」報告(浜田理事長)
◯ 現在、会員登録が伸び悩んでいる、どう会員数を増やすことが出来るかを考慮中。
映適を「ガイドライン検証委員会」と「スタッフセンター運営委員会」(映職連が中心に)を
分けることになった。
◯ 現在、映適申請作品が約50作品、来年度は150作品にしていきたいと考えている。作品数が
増えれば、会員数も増加すると期待したい。
◯ 今、テレビ制作の現場が大変という声が上がってきている。(浜田理事長)
◯ 局によって現場の対応がかなり異なっている。テレビ制作の現場が映画の撮影方法を取り
入れたいという要望が急増し、現場でも「映適」の話も出ているが働き方と見合っていない
現状である。
映画界が「映適」に対応することにより、テレビ業界もこのままではいけないという機運も
高まっている。機会があれば他のテレビ局で集まって話ができればと思う。
また放送局でも、一度「映適」と議論する機会があればいいのでは。(会田理事)
◯ 「映適」も賛助会員依頼としてテレビ局へスタッフが回っている。賛助金を出して貰うことに
より、局制作の映画だけでなく、ドラマ制作に対しても意見が言えるのでは。(浜田理事長)
◯ 「映適」を遵守しても「労働基準法」は厳しいという面もある。(会田理事)
元々「映適」≠「労働基準法」ではないので難しいところではある。全てを世界基準に
合わせる必要はないが、変わっていかないと行けないとは、感じている。(浜田理事長)
第6号議案 その他進行中の事案
◯ 協会が協力をする「マスタークラス」について
伊藤俊介氏よりこの案件について報告があった。詳細は次回の理事会にて報告したい。
今回だけでなく、イベントを行う際は協会として利益を出していければと、考えている。
◯ 今年協会は創立70周年に当たるので、予算以内でイベントもしくはgoods制作など皆で考えて
いければ。(浜田理事長)
◯ 「名誉会員」について。
規定に「在籍30年以上、顕著な功績があったものは理事会の承認を得て推薦することができる」
ということを再確認し、今後当てはまる方が出た場合は理事会で審議する。
ご質問、お問い合わせがあれば事務局にご連絡ください
事務局より