2023 年12 月 定例理事報告
12 月11 日浜田理事長を議長の下、14 名の理事、1 名の監事、理事外2 名、が出席し理事会が行われました。以下内容を報告します。
第1 号議案 入会審査の件
◯ 今月の入会希望者は青年部会員2名、維持会員1社。
● 橘 佑樹(Yuki Tachibana)1987 年生まれ 広島県出身(青年部)
推薦人:山本英夫、中山光一
● 森田 亮(Ryo Morita)1991 年生まれ 東京都出身(青年部)
推薦人:山本英夫、中山光一
● フィルムライト 株式会社(代表者:松井幸一)(維持会員)
東京都文京区本郷4-1-1 玉屋ビル 6 階
電話:03-6801-6584
以上2 名及び1 社は本理事会で青年部、維持会員への入会が認められた。
12 月1 日より正式入会。
◯ 今月の退会者は維持会員1社。
◯ その他に富士フイルムが維持会員を検討中。
第2 号議案 会計報告
◯ 貸借対照表と損益試算表を示し、令和5年11月分の報告をした。
◯ 事前に谷川理事の報告書を理事に配布、谷川理事撮影終了後に財務担当メンバーで具体的に
話合う予定。
◯ 財務担当の早川氏より…現状を変えていくためにまず会員を増やさなければいけない。
これについて長期的に考えていった方がいいのでは?
◯ 昔と違い入会に厳しい規定がないので、映像に従事している方(助手は青年部)は入会し易い。今問題なのは、カメラマンポジションで青年部のままのメンバーを、正会員へステップアップしてもらうことではないか?(浜田理事長)
→ 青年部入会時の推薦者に、ステップアップを進言して貰うというのも良いのでは?(早坂)
◯ GET や先日のソニーデモリール作成依頼、各種セミナーなどを行うことで、幾らか収入が見込
めるが、一番は会員を増やす事ではないか。
◯ 今後出来るだけ会員を増やす努力をしていきたい。
◯ 勧誘委員会を作る、維持会員の会費を一口から二口にお願いする、維持会員を増やす、と
いった案も出た。
◯ 今月の会計報告は承認され、認められた。
第3 号議案 各委員会報告
● 関西報告(副理事長 山内嘉信)
◯ 12月13日(水)13:30・15:00〜
東映京都撮影所にてSONY/BURANOの試写及び実機説明を行う、現在40数名参加予定。
東京からは浜田理事長が参加。
◯ 関西新年会は1月9日(火)18:00よりホテルグランヴィア大阪で開催。
(会費¥10,000.- / 青年部¥5,000.-)
また、同日16:00〜からは関西理事会を開催、浜田理事長、松岡事務局長が参加予定。
● 三浦賞委員会(委員長 御木茂則)
◯ 12月3日(日)、イマジカにて行われた審査会を御木委員長より報告。
◯ 受賞作品は『春に散る』(撮影 加藤航平)、理事会にて承認を得、正式に決定した。
授賞理由は下記の通り
『評価されたのは、高度な撮影設計から生まれた 完成度の高い映像。その映像は2人の男の物
語を力強く表現し、安心して映画の世界に没入することが出来た。』
◯ 今年は多くの会員からたくさんの推薦作品があったことを委員長として感謝したい。
◯ コロナ禍以降、審査会後に懇談会を設けた。「三浦賞をもっと皆に知ってもらいたい」など意見があったので、是非現場などで「三浦賞・JSC賞」について話題にして欲しい。
● JSC 賞委員会(委員長 宝性良成)
◯ 11月30日(木)オムニバス・ジャパンにて行われた審査会を宝性委員長より報告。
◯ 受賞作品は『オレの記念日』(撮影 池田俊己)、理事会にて承認を得、正式に決定した。
◯ 授賞理由は下記の通り
『支援者と共に運命を乗り越えた冤罪被害者の飾らない日常を描く中から (見る人が) 自由に
感じたり、考えてもらう事を大切にした作品。池田さんのカメラは常に桜井さんと周りの人た
ちに対して入り込み過ぎず、ごく自然に人物の表面より一歩深い部分まで撮影されている。こ
れは撮影対象者から確かな信頼を得ていなければ撮れず、また10年以上の長期間の撮影ながらスタイルにブレが無く安定している点など、池田さんの撮影が作品に大きく貢献していると評価された』(一部抜粋、全文はHPに掲載)
● 青年部会報告(副部長 初野一英)
◯ 本日、水本部長が欠席のため、初野副部長が出席。
◯ 水本青年部部長より、Googleを使った青年部に向けたアンケートを作成、今理事会で了承を
得たのち、青年部に一斉メールでお知らせする。
「青年部」という名称やクレジット表示、特にステップアップについても意見をもらう。
● 国際交流委員会(委員長 渡部眞)
◯ 本日、IMAGOから協会の最新情報(会員数など)の問い合わせメールが入ったので対処したい。(渡部委員長)
● 編集委員会(委員長 佐々木原保志)
◯ 映画撮影「No.237」は11月14日に発送を完了。
◯ 次号「No.238」も既に原稿依頼準備に入っている、発行は2月末が目標。
◯ 12月13日に「No.238」の第1回編集委員会を開催予定。
◯ 「ただいま撮影中」原稿などまだ作品情報を募集中。(関西は豊浦理事が2稿依頼中)
→ 現在は決定。
● 名作上映委員会(委員長 清久素延/鈴木周一郎)
◯ 本日、清久委員長が欠席のため、鈴木周理事が報告。
◯ 12月22日(金)13:00〜 国立アーカイブにて開催。上映作品は
加藤雄大カメラマン作品:「連合艦隊」「ジャズ大名」の2本。
◯ フィルムで作品を鑑賞すると言うのがこの会の目的だが、プラスこの様に多く人が集まる機会を使って、協会の幅を広げていきたい。
● インターネット委員会報告(委員長 橋本尚弘)
◯ 三浦賞・JSC賞のホームページ掲載用データ(写真含)をお願いしたい、前例を元に掲載する。
◯ 協会HPのアクセス数が先月より24%アップした。
◯ HPの入会案内のトップに「定款第8条に〜」とある、少し堅苦しい感じがするので、外しても
いいのではないか?
→ 外してもいいと思う。(浜田理事長) → 現在削除済
第4 号議案 「映職連法人化」について(映職連担当理事 藤澤順一/上野彰吾)
◯ 藤澤理事より11月15日に行われた「映職連幹事会」の報告があった。
幹事会報告資料は事前に各理事にメールにて配布布。
◯ 10月30日(月)開催された、映適シンポジウム『映適ガイドラインで現場はどう変わったか』協会からは撮影協力として参加。現在動画がYouTube(9本)にアップされている。
◯ 映職連法人化について
事前に理事に向け、映職連担当の藤澤・上野両理事より<映職連法人化について>と<設立に
向けて(文案)>が提出され配布。
・事前に谷川理事から出た質問に対しても「映職連」から回答があった。
現在、法人化に向けて8団体がひとつになる体制にない、最初に協会は「法人化反対」の
スタンスを取ったが、この意見を翻すのではなく「まずはやってみよう」という形で同意出来ないか?
・運営費も現在の各協会年会費と各企業からの賛助金で運営を行っていく予定。
◯ 現在の各協会年会費を変更せずに、法人化を進められるならいいのではないか?
他の協会も年会費の値上げは難しい、との話を聞いている。ただ協会の賛助会員の各企業に
映職連の賛助のお願いをするのは、避けてほしいとは伝えている。(浜田理事長)
◯ この映職連からの「反対」について再考してほしい、についてどう思うか?
持ち越しても良いが、いつまでも伸ばしておくのもどうか、という事で意見を聞きたい。
協会が反対しているので、具体的に動けないと言われている。(浜田理事長)
↓
◎余分な負担金が掛からないのであれば、良いのではないか。(川上理事)
◎映職連法人化の「設立主旨」をもう少し協会として確認してから、意見を出した方がいいの
ではないか。(深沢理事)
◎反対理由はお金だけなのか?
→元々財政基盤に問題はないのか?と言う点と、その時点では「設立主旨」もないという事で
反対した。(浜田理事長)
◎映職連の存在は重要なので、法人化に関して反対する理由はないが、協賛金を当てにした運営
を考えているように見える、そこを再確認した方がよいのではないか。(山内副理事)
◎新たに協賛企業を開拓し、協賛金を集めると言うのは大変だと思うが、イベントを開催したり
して運営をやっていきたいという部分もある。(藤澤理事)
◎セミナーやイベントは、どこの協会も計画しているので、被る部分もあるのではないか?
◎「映職連」だけでなく「映適」も協賛協力を考えているが、重複しない協賛先を見つけるのは
至難の業だと思う。「映職連」の理事長立場の人が各企業にお願いしないと、理解を得るのは
なかなか難しいのでは? (浜田理事長)
◎法人化する利点はなにか?(渡部理事)
→8団体まとまると約1700名になるので、“数の強み”になると思う(藤澤理事)
◎事務所の経費はどうなっているのか、監督協会かシナリオ協会になるのか?(鈴木周理事)
→ 現時点では、事務所はない、電話転送サービスのみの予定。(藤澤理事)
◎法人化しないとものが言えない、現年会費で済むならいいのではないか?と言うのが他協会の
大半の意見のようだ。
◎法人化した場合は、スタッフセンターへの応援も出来るのではないか?
→ 将来的に全てのスタッフをまとめていくのは「スタッフセンター」ではないかと思っている、
そこに「映職連」が核になる為の「法人化」であれば良いのでは、と考える。
法人化することで、いろいろな面で窓口になったり、発言がし易くなったりするのであれば、
やって良いのでは、と考えている。(浜田理事長)
◎法人化後、事業を行って赤字もしくは失敗した場合、協会に1/8の責任(リスク)が掛かって
くるのが怖い点でもある。(早坂)
→賛成したからといって、即設立とはならない、その前に映職連の総意が必要である。
勿論、その前にリスク説明も必須となるであろう。(設立は来年7月予定)
◯ 上記のようなやりとりを経て、「反対決議は一度取り消す」ということで、理事会の承認を得た。但し、金額やリスクの問題もあるので、映職連最終決議の前にきちんと確認をしたい。
第5 号議案 2024 年「新春パーティ」について(事業運営委員長 熊田英明)
◯ 当日に「参考資料」を各理事へメールで送付。
◯ 東京は新年1月5日(金):調布クレストンホテル、会費:正会員:¥7,000/青年部:¥3,000.- 全体で150名前後の参加人数を目指している。
最終打ち合わせは12月26日(火)14:00〜事務所で行う予定。
◯ 本日三浦賞・JSC賞が決定、上映時間が確定したので全体のタイムテーブルを作成する。
◯ 受賞式司会は舟山さん、パーティー司会は岩倉理事と松岡事務局長。
挨拶は「日活の佐藤社長、監督協会の本木監督、乾杯は木村大作氏(予定)で進める。
第6 号議案 「GET’24」開催について(伊藤俊介氏)
◯ 本日、伊藤氏が欠席のため進展はなし。
1月下旬開催予定で各協賛会社には連絡済みであったが、会場を予定していた「東映東撮」が
使用出来なくなったため、日程を含め改めて検討、連絡をすることとなった。
第7 号議案 「映画適正化機構」報告(浜田理事長)
◯ 12月14日(木)に東宝スタジオにて第2回「映適とは何か」を開催。
◯ スタッフ登録がなかなか進んでいないことが課題、現在、撮影関係者が一番多く登録している。
◯ 映職連8団体参加メンバーが登録してくれれば、かなり大きな力となると思うので、登録を
して頂きたい。「映適」作品でなくても、スタッフセンター登録は可能。
◯ メリットの一つとして、スタッフセンターで「労災申請」(休業補償含)が来年1月から出来る
ようになる。 今後「映適」「スタッフセンター」に加入することで、基本的にガイドラインを守った映画制作現場していければ、と考える。
◯ 作品は「映画作品」に限られるのか?「テレビドラマ」「CM」「配信」などは?(彦坂理事)
→ 映画に限るとはなっていない。(浜田理事長)
(放送番組、映画、寄席劇場などにおける〜芸術の提供の作業〜など、とある)
◯ 現在、映適申請作品が約40本、2〜3年後には数百本にしたい、またスタッフセンター登録も
数百人を目指したい。
第8 号議案 その他進行中の事案
◯ 青年部ステップアップについて。
・カメラマンとして活動している青年部がどうしたら正会員へステップアップしてもらえるか?
・会計報告内でもあったように、青年部入会時の推薦者に、ステップアップを進言して貰う
または、IMDBなど映画データベースをチェックし、カメラマンとして活動している期間が
長い人には協会から勧告する、というのはどうか?(早坂)
・青年部→正会員にステップアップするルールを承知していない人が多いのではないか?
今一度、ルールの承知が必要なのではないか?(初野青年部副部長)
・正会員と青年部、双方きちんと話し合い全体で進めていった方が良いと思う。(渡部理事)
・正式に「ステップアップした方がいい」と該当青年部会員に言うように(担当も含め)
考えて行きたい。(浜田理事長)
◯ 賦課金振込について。
・未払いの方には「映画撮影」など郵送物を送る際に、お知らせをしている。
(額によって用紙の色を変えている)
・電話でのお知らせはしないのか? (早坂)
→ 期末などの最終状況時点では、電話連絡を入れているが全額でなく一部支払という状況で
ある。(事務局)
・故意ではなく振込をうっかり忘れるという方もいるので、銀行からの自動引落しが出来
ないか?(現在はゆうちょのみ対応)
→ 社労士の工藤さんに手数料などを調べてもらい、今後検討する。(事務局)
・クレジットカードでの自動引落しができるかも調べたい。(鈴木周理事)
◯ 定款と規約・細則について
・事務所移転後、新住所を乗せた「定款」を印刷しておらず、新入会員に配布出来ていない。
「規約・細則」も含め新たに印刷、もしくはHPからのダウンロードを考えたい。(事務局)
・青年部の在り方も含め「明文化」したものが必要であろう、今後の議題としたい。
(浜田理事長)
◯ 東京現像所から戻ってきた協会に関する16mmポジプリント(2本)
・JSCプロ「明日を築く〜ティルトアップ」1965年頃製作
・「JSCの20年」
この2本をフィルムセンターに寄贈する方向で考えている。寄贈の段階でどんな作品かを
見ることが可能になるようだ。(但し寄贈すると版権などの権利は消失する)
ご質問、お問い合わせがあれば事務局にご連絡ください
事務局より