2023 年7 月 定例理事報告
7 月10 日浜田理事長が欠席のため芦澤副理事長を議長の下、15 名の理事、2 名の監事、理事
外2 名が出席し理事会が行われました。以下内容を報告します。
第1 号議案・・入会審査の件
◯ 今月の入会希望者は正会員1名、青年部会員12名、維持会員1社。
● 古長 真也(SHINYA KOCHO)1981 年生まれ 大分県出身(正会員)
推薦人:田中一成、山田康介、酒井隆史
● 株式会社 SWITCH より12 名(青年部)
・鄭 ユル 神奈川県川崎市 (韓国出⾝)
・林 星 神奈川県川崎市 (中国出⾝)
・中⻄祐介 東京都練⾺区 (⼤阪府出⾝)
・浅沼真央 東京都港区 (⼤阪府出⾝)
・須原亜⽃夢 東京都江⼾川区 (東京都出⾝)
・松野勇太 東京都豊島区 (北海道出⾝)
・松⽥菜々 東京都世⽥⾕区 (熊本県出⾝)
・⼭岡空夢 東京都調布市 (島根県出⾝)
・⼭越友貴 東京都世⽥⾕区 (北海道出⾝)
・吉⽥寛⼤ 東京都世⽥⾕区 (千葉県出⾝)
・熊崎杏奈 東京都世⽥⾕区 (岐⾩県出⾝)
・ワンジャオウエイ 東京都台東区 (中国出⾝)
推薦人:伊藤俊介
● 株式会社 SWITCH(代表者:巣内佳幸、担当者:伊藤俊介)(維持会員)
東京都港区麻布台1-9-5 徳井ビル101
電話:03-6411-2505
以上13 名及び1 社は本理事会で正会員と青年部、維持会員への入会が認められた。
7 月1 日より正式入会。
◯ 今月の退会者は正会員1名。
第2 号議案 会計報告
◯ 貸借対照表と損益試算表を示し、令和5年6月分の報告をした。
◯ 前年度と比べるとマイナス金額があったが、四年ぶりの総会懇親会費用分なので
推移としては前年度とほぼ変わりない。
◯ 今月の会計報告は認められた。
第3 号議案 各委員会報告
● 撮影環境委員会(委員長 鈴木周一郎)
◯ 約1年前に議題に上がっていた「文芸美術健康保険組合」(文美)加入の件だが、協会として
加入が認められた。(電話連絡のみ、正式書類待ち)
◯ 加入は任意なので一斉メールでお知らせ後、興味のある方に紹介する形にする。
◯ 自身に合ったものを選べる、選択肢が増えるのは良いことだと思う。
● 関西報告(副理事長 山内嘉信)
◯ 3年ぶりに関西映像懇話会を開催。
7月26日(水)大阪三和映材社にて、35/16mmフィルムカメラ各10台展示もあり。
芦澤副理事長を講師に迎え、講演及び座談会、終了後は懇親会を行う予定。
◯ 案内チラシも完成、HPにも掲載済。
◯ フィルムがテーマということの会が少なかったのと、ラボの方々からも話が聞ける機会と
なっているのでぜひ多くの人に(学生含)参加して頂けたらと思う。(芦澤副理事)
● 技術委員会(委員長 会田正裕)
◯ 会田委員長から提出された資料は理事会前に各理事に配布済。
・メーカー、ラボ、機材レンタルの特色を活かした各セミナーを開催予定
・技術委員会が「映画撮影」MECHANICS担当として出来るだけ執筆することになり
レンタルハウス「CAPSULE」を取材、執筆
◯ 配布資料以外に、急遽SONYがJSC向けの内覧会を開催してくれることになった。
・7月26日15:30〜
JSC向けVENICE 意見交換会(Virtual Production Tool Set)20名 <一斉メール済>
◯ この他、船舶を使っての海上・水中撮影などのセミナーなども企画中。
◯ 今回のMECHANICSに掲載予定の「CAPSULE」取材記事は、連載中の「会社訪問」と被って
しまっている部分がある、今後は辻氏と内容を事前に打ち合わせをするようにしたい。
(佐々木原編集長)
◯ 若い助手向けのセミナーなども希望があるようなので、そちらも検討して行きたい。
◯ フォーカスプラーのセミナーの進行はどうなっているのか?(上野理事)
→ 海外クルー(First AC)のやり方を見てみると言った案も含め、スケジュール調整をしつつ
年内には行いたいと考えている。
● 映職連報告(委員長 藤澤順一/上野彰吾)
◯ 上野総務委員長より報告、「映職連総会報告」は理事会前にメール配布。
◯ 7 月2 日(日)東映東京撮影所にて「映職連第43 回通常総会」が開催、協会から9名が参加。
(芦澤副理事、岩倉理事、上野理事、林理事、藤沢理事、山本理事、小川元幹事、早坂幹事、
松岡)
◯ 上野理事が、報告にある2022年度活動報告、情勢分析、映適について、などを読み上げた。
気になった点として、「人材育成関連」でネットフリックスが卒業する学生を研修生として現場
に配属する活動を始めたという報告があった。
◯ 2023年予算、活動方針についての中で特に時間を取ったのは「映職連法人化」について。
・先月の理事会において、協会は「映職連法人化」に反対の意見でまとまった。
それをもって、6月13日の「映職連正副長会議」でその旨を表明、その為全会一致とならず
持ち越しとなった(他7団体は賛成意見)
・その後6月21日に浜田理事長に実際の意見を聞くために映職連から本木会長、成田幹事、
福澤幹事長が参加して4者会談が行われ、その内容が総会で発表された。
◯ 総括として
この総会では法人化は決議されず、これまでと同様に「法人化に向けて研究を継続しなるべく
早く成立させる」となったが、撮影監督協会は一石を投じたと思う。
他7団体の総合的な意見として、より早い法人化を求める、という結果だったが後の祭りに
ならぬよう慎重に構えていく必要がある。
映職連は先に出た「事業計画」「ランニングコスト」などを具体的に絞り出し、まとめて9月
あたりに提出するので、協会は理事会に持ち帰って再協議して欲しいとのこと。(上野理事)
◯ 早坂映職連幹事から補足として
・理事であった3〜4年前から「法人化」話は論じられてはいたがコロナ禍もあり具体的には
進んでいなかった。昨年秋頃から監督協会:水谷氏が中心となり具体的になり「法人化」の
ためにいろいろ研究し、今年の初めから進み始めた。
・水谷氏らからの説明は『法人格のない「映職連」は職能団体の集合体でしかないため「映適」
に対して立場が弱い』とのこと。
・また、助成金申請などの件も含め、今後は専任者が必要であろう。
・予算表からみると、事業計画がない現時点では3年位で行き詰まるのではないかという
疑問点があるので、浜田理事長の意見は一理ある。
・当日は他の7団体に責められるという雰囲気になってしまった。反対の立場としては
きちんと意思統一をする必要があると思う。
・「映適」スタッフセンターと映職連は、網羅している部分が違うので、対立すべきではない
のに、現状はどちらか、といった流れになっているのが残念である。
・意思決定が「映職連理事会」なのか、「正副長会議」なのかがよくわからない。
協会としても「正副長会議」とはなにか?という点を明確にすべきではないのか。
◯ 「正副長会議」の件も含め、9月以降に浜田理事長を交えて討議出来ればと思う、(藤澤理事)
◯ 浜田理事長が欠席なので今回は報告にとどめておき、報告が上がってくるのを待つのが良いと
思う。(佐々木原編集長)
◯ 総会に参加して色々な面でコミュニケーション不足と感じた。次の理事会できちんと話が
出来たら良いと思う。(芦澤副理事)
● 編集委員会(委員長 佐々木原保志)
◯ 次号「No.236」から価格改定(¥1,100.-/税込)したので、4ページ増量予定。
◯ 発行は8月上旬予定、現在「撮影者の愛読書」の原稿が足りない状況である。
このタイトルに納得が行っていないという意見も聞いているが、開始から久しいので連載
開始前に、そう言った意見を出して欲しい。
◯ 「映画撮影」最後のページの編集委員リストは固定ではない。毎回変わっても良いと思って
いる“全員参加”の気持ちで関わって貰いたい。
● 事業運営委員会(委員長 熊田英明)
◯ 5月の総会の時に維持会員や会員の方々と話をして、ゴルフ大会開催を考えている。
開催時期を次回理事会にて報告したい。
● 名作上映委員会(委員長 清久素延)
◯ 清久委員長は本日欠席のため、鈴木周理事が現状報告。
7月19日(水)京橋国立映画アーカイブ 小ホールにて開催予定。
(残念ながら直前に機材トラブルで延期となった)
作品は「「狂い咲きサンダーロード」「どついたるねん」2作品(撮影:笠松則通氏)。
◯ 既に6月21日に全関係者に一斉メール済。
● JSC 賞委員会(委員長 宝性良成)
◯ 本日欠席の、宝性委員長からメールにて連絡。
◯ 7月20日午後、事務局で「JSC賞募集開始の案内」の発送作業を行う予定。
● インターネット委員会(委員長 橋本尚弘)
◯ 本日欠席の、橋本氏に代わり、事務局長から報告があった。
◯ 協会宛に「Members Only」に掲載している情報が、検索ワードを入力すると、パスワードなし
で閲覧できる、とのメールがはいり、橋本委員長に相談。
急遽ではあるが、『2段階パスワード』に変更し、一斉メールで会員に告知した。
第4 号議案 釜山映画祭参加企画について(国際交流委員会 渡部委員長)
◯ 渡部委員長より理事会前に参考資料をメール配布。
◯ 以前行っていたツアーを今年から再開する提案をしたので、まずは人数を募集して様子をみる
ということになった。
◯ ツアー内容として、JSCとして行う事(KSC・CGKという二つの協会との交流をはかる、AFAなど
の見学など)を取り入れたいと考えているが、具体的にはこれから詰めていく。
◯ ツアー日程:10月6日〜9日(予定)3泊4日
◯ 応募フォームを作成したので、そちらから要望などを書き込んで貰いたい。
◯ 正会員・青年部、賛助会員へ一斉メール、HPのMembers Onlyへデータアップ済
第5 号議案 「映画適正化機構」報告(浜田理事長)
◯ 浜田理事長が欠席のため、事前に届いたメッセージを芦澤議長が代読。
理事会終了を、「映適」チラシと共にメッセージを一斉メール済。
◯ 「映適」のHPに【経費:1%】の記載がなく、チラシ・ポスターができて初めて知ったという
人も多いようだ。(早坂幹事)
◯ メインスタッフ以外からの【1%】徴収はやはりキツイと思う。
現在のHPやチラシだけだと、具体的なメリットがわからないので人に勧めることが難しい。
もう少し具体的なことが表記されていると、浸透していくのではないか?(山本理事)
◯ 【1%】は未確定な事も多かったので、情報が後出しになった感はある。
助手に関してはプロダクション側が負担といった調整の交渉は可能だと思う。(酒井監事)
◯ 対等な意見を述べるために【1%】は必要だが、もう少し説明が必要かと思う。
◯ 現時点で(7月)「映適」登録スタッフは38名、映職連の幹事会で入っている方は1名だった。
認知度をもっと上げていかないと。HPにある田中貴大氏の文はよく纏まっているので皆に
読んで貰いたい。(早坂幹事)
◯ 登録にトライしたが出来なかった、システム上の少しややこしい。
映職連でも近々に「映適」メンバーを呼んでの意見交換を行う予定。(上野理事)
◯ ここ出た意見を浜田理事長から「映適」理事会に反映して貰えたらと思う(酒井監事)
◯ 自分達もだが助手達を守っていかないと行かないので、機構の方でもう少し工夫して
貰えると嬉しい。(彦坂理事)
◯ 「映適」のやろうとしていることは、会社として今までやってきた事に通じる。
制作会社も苦しい状況でやっているので、立場が違うが悩みは一緒である事が多い。
戦うというより、一緒に解決して共に進むという方向が良い方法かと思う。
以前はテレビの現場が守れていない事が多かったが、最近は変わってきている。
監督の考え方の変化が一番大きいのではないか?(会田理事)
● その他
◯ 今回青年部に12名入会予定なので、これを機にもっと「青年部活性化」するためどうしたら
よいか?(芦澤副理事)
昔のように「青年部だけの飲み会」などがあればいいのでは(山田理事)、「フィルム
セッティング」講座のような催物もできたら良いのではないか、という意見が出た。
ご質問、お問い合わせがあれば事務局にご連絡ください
事務局より