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2023 年9 月 定例理事報告
9 月11 日浜田理事長を議長の下、12 名の理事、1 名の監事、理事外4 名、青年部1 名が出席
し理事会が行われました。以下内容を報告します。
第1 号議案・・入会審査の件
◯ 今月の入会希望者は正会員2名、維持会員1社、賛助会員2名。
● 高田 陽幸(HARUYUKI TAKADA)1978 年生まれ 大分県出身(正会員)
推薦人:会田正裕、小林元
● 儀間 眞悟(SHINGO GIMA)1976 年生まれ 福岡県出身(正会員)
推薦人:笠松則通、浜田毅、伊藤俊介
● 国際照明 株式会社(代表者:望月雅彦)(維持会員)
東京都目黒区大橋1-7-4 久保ビル1 階
電話:03-5457-7501
● 舟山美千代(合同会社 Capsule)(賛助会員)
● Favio Gusmao フラビオ グスマオ(合同会社 Capsule)(賛助会員)
以上4 名及び1 社は本理事会で正会員、維持会員、賛助会員への入会が認められた。
9 月1 日より正式入会。
第2 号議案 会計報告
◯ 貸借対照表と損益試算表を示し、令和5年8月分の報告をした。
◯ 前期の同月と比較時、赤字は少なくなっている。
あくまで現時点であるが、赤字が減った理由としては経費が削減されたのではないか(工藤)
◯ 9月中に出した請求書(10月支払分)に関しては「インボイス」は適応されない。(工藤)
◯ 今月の会計報告は認められた。
第3 号議案 各委員会報告
● 撮影環境委員会(委員長 鈴木周一郎)
◯ 8月「老後の資金について」、9月「介護について」とリモートセミナーを2回開催。
◯ 参加者が少なかったので、興味を持って参加して貰えればと思う。
参加のタイミングもあると思うので、アーカイブが出来るのならそれも考えたい。
→ (興味はあったがタイミング合わず参加できなかったという意見も出た。)
◯ 移動中に自動車事故にあった鎌苅氏(現在リハビリ中)に連絡を取った際「労災の特別加入」
に入ったという話が出、是非みんなに加入の件を言いたいとのことだった。こういった件も
撮影環境委員会から発信をして行きたい。
→ 現在「労災の特別加入」を団体として「スタッフセンター」がなろうとしている。
また、その他の団体でも扱っているので個人加入することは可能。(浜田理事長)
● 関西報告(副理事長 山内嘉信)
◯ 7月26日(水)大阪三和映材社にて3年ぶりに関西映像懇話会を開催。
「撮影監督芦澤明子 フィルムの魅力を語る」参加者数:44名、
35/16mmフィルムカメラ計27台展示、参加者に協会員が説明した。
講演会は、映画『復讐は私にまかせて』からリストアップしたシーンを上映、拘ったことなど
丁寧に解説、終了後座談会を行い意見交換が活発に行われた。
◯ 8月25日(金)には「夏のビアパーティー」(大阪「會元樓」にて)を開催。
関西の映像関係の方々と協会メンバーの交流が行われた、参加者は22名。
● 技術委員会(委員長 会田正裕)
◯ 会田委員長から提出された資料は理事会前に各理事に配布済。
今後の予定として
・1stACセミナー開催、10月開催目標で準備中。
・IMAGICA内覧及び、ロケーションビークル(オンセットグレーディング)体験等。
・三和映材社にてスモールセミナー開催の打ち合わせ中。
・上記以外も情報共有に役立つ企画を進めている。
◯ 会田氏中心として撮影したZEISSデモリールについての記事は、次々号の「映画撮影」に
掲載予定。
● 編集委員会(委員長 佐々木原保志)
◯ 次号「No.237」を準備中(P76目標)、表紙は北野組「首」(予定)。
現状として、原稿は順調に集まっている。
◯ いつもP80基準だが、負担を少なく、また次々号に向けて準備出来るペースとしては“P76”
あたりが良いのではないか、と考えている。
◯ 最近の傾向としては、撮影者に特化せず映画に関わる様々なパートを取り上げて行きたいと
考えている。
今まで特機関係を取り上げてこなかったこともあり「グリップ協会を立ち上げたい」という
意向もあるので、次号では会社訪問「グリフィス」と、特機会社のみの座談会を企画している。
◯ 「映画館紹介」→ 名古屋「シネマスコーレ」(佐々木原編集長取材予定)
◯ 「撮影者の愛読書」→ 前号で次号にて第1回シリーズは終了と書いたが今回は休載。
様々な意見はあるが、評判は悪くないので復活できたらと思う。
● 事業運営委員会(委員長 熊田英明)
◯ 熊田委員長は本日欠席のため、事務局長より報告。
◯ 東京は9月1日(金)「納涼会」を東宝スタジオ・カフェにて開催。
会費は@¥2,000.-、計52名の参加。(協会員:17名、維持会員:26名、賛助会員、他:9名)
費用は会費のみで賄うことが出来た。
◯ 新年会は1月5日(金):調布クレストンホテルを予約。詳細は来月報告、とのこと。
● 名作上映委員会(委員長 清久素延)
◯ 7月に開催予定だったが、国立映画アーカイブの機材トラブルにより、8月30日(水)に開催。
作品は「「狂い咲きサンダーロード」「どついたるねん」2作品(撮影:笠松則通氏)
◯ 当日は39名の参加があった。若い人の参加が少なかったのが、残念。
◯ 年内にもう一度開催出来たら、と考えている。(加藤雄大氏作品を予定)
◯ 以前にも話が出たが、懇親会を録音してアーカイブ化したら良いのでは?という意見が出た。
● JSC 賞委員会(委員長 宝性良成)
◯ JSC賞応募の締切は10月20日、11月下旬にて審査予定。
● 三浦賞委員会(委員長 御木茂則)
◯ 現時点で推薦作品が2本、他に現在公開中の作品を含め候補作品が2本上がっている。
◯ 候補作品は10月15日までに御木委員長、または事務局まで連絡のこと。
◯ 審査は12月3日(日)、イマジカにて開催予定。
第4 号議案 「映職連法人化」について(藤澤委員長/早坂伸映職連担当)
◯ 「映職連報告」は理事会当日にメール配布、上野総務委員長は欠席のため、早坂映職連担当
より報告。
◯ 8月30日(水)「映職連幹事会」が開催、協会から4名参加(上野理事、藤沢理事、林幹事
早坂幹事)
・8月は各協会とも理事会・役員会はなかったため、特に報告はなし。
・来秋から施行予定の「フリーランス新法」についてのヒアリングに上野理事が出席、など。
報告書に添付されていた「フリーランス新法」のチラシも理事に配布した。
◯ 「映職連法人化」について
・映職連幹事4名より、「映職連法人化問題について当協会の反対決議の保留を提言します」
が、提出され各理事に配布。
・現在協会は6月の理事会で「映職連法人化」に反対の意見を提出し、その立場を取っている。
それに伴い「映職連」の中で、協会は責められるような立場になっている。
・映職連「法人化準備委員会」が発足、各協会から1名代表を出してほしいと言われているが、
協会は反対の立場なので、現在特定の代表を決めず“参加”という形を取っている
・8月10日、浜田理事長、上野理事、藤澤理事、早坂幹事で「意見交換会」を開催。
→ その結果、浜田理事長としては「法人化」に関しては“絶対に反対”という事ではない、
とのこと。(早坂幹事)
◯ 協会が反対決議をしたために、映職連で会議をしても毎回話が先に進まない状況にある。
法人化後の資金面など色々問題はあるが、今後の理念を決めるなど、話を前進させるためにも、
一度「反対決議を保留」にして、話を進めていくのはどうか。(林幹事)
◯ 前回反対をしたのは「何のための法人化か?」という理念が何もなかった。6月に行った
本木会長らとの話合いでも伝えたが「法人化準備会」として進めてもらって構わない、と
伝えてある。
反対意見があるからといって「理念書」が出来ない、と言うことはないと思う。今後具体的な
案を出して貰い、その上で、再度理事会にて協議したい。
協会としても準備委員会の代表を決めて、きちんと意見交換してもらいたい。(浜田理事長)
◯ 「定款」案ができた時点で、再度協議するのがいいのではないか?(渡部理事)
◯ 総括として
「反対決議の保留」の決議は取らず、「法人化準備会」で話を進めてもらい「事業計画」等を
含む理念書が提出された後に、再度理事会にて再度協議する、ということになった。
第5 号議案 釜山映画祭ツアーについて(国際交流委員会 渡部委員長)
◯ ツアー日程:10月6日〜9日:3泊4日で開催、15名参加(協会/維持会員9名、青年部5名)。
◯ ツアー内容として、KSCとの交流を考えていたが、KSCがソウルベースということもあり
今回は、釜山映画祭に参加、現地での交流を図る、という予定。
◯ 維持会員3社(東映ラボテック・三和映材社・イマジカ)より協賛金の申出が
あった。
◯ 来年度はもう少し早い時期から計画し、進めて行きたい。
それによっては(皆さん忙しいと思うが)参加人数も増えるかもしれない。
◯ 11月の理事会にて報告予定。
第6 号議案 「育成セミナー」について(伊藤俊介)
◯ 協会が行っていた「育成塾」のような育成セミナーを再開するのはどうか?ということを
確認したい。
→ 予算などのこともあるが、何らかの形で再開することは賛成、という意見が主だった。
◯ 座学スタイルだけでなく、美術協会の「映画美術スタッフ塾」のようなセットを立てて行なう、
他の協会と協力して行う、といった形も良いのではないか?(林幹事)
◯ いま、協会で行うとしたら協会主催の「撮影(助手)育成塾」の新しい形なのではないか?
その「セミナー」の骨格を作った上で、他の協会と協力していくのはどうか?(浜田理事長)
◯ 伊藤氏より
・若手から「JSC育成塾」はなくなったのか?という質問を受けることもあり、引き続き
「〇〇期育成塾」の名前で行うのもいいかな、と考えている。
・資金の面だが、概算の予算だと不足になるので、これをどう補正するか?
助成金をどこから調達できるかなど、色々探している最中である。
(例:厚生労働省のオン・ザ・ジョブトレーニングなど)
・過去の「育成塾」は1年間の(土曜日開催/48回)スケジュール、機材講習、座学の他に
夏の合宿で作品を撮影する、など行なっていた。
今回はカメラ機材だけでなく(編集・DIT・フォーカスプログラム)なども取入れたい。
・卒塾式は「GEAR EXPO」で行い、塾生を現場の方々と引き合わせる、という形も考えている。
・将来的には、卒塾時にその人のキャリアが判断できる物を作成する。
それが制作者側にとって雇用の際、何かの基準になれば、育成セミナーの価値も出るのでは
ないか。
◯ 他に、今年Netflixが行なった「マスタークラス」をJSCとして継承しないか、という話
がある。広く参加者を募らず、JSCが指名したメンバーのみ参加するクラス。
現在「マスタークラス」は【ASC&ARRI】という組合せだが、SONYがこれに興味を持っている。
【JSC&SONY】で行なった場合、Netflixも参加できるかも、とのこと。
→ SONYと行う場合、講師はASCから呼ばずヨーロッパ・アジア他から協会が呼びたい人を
Netflixが仲介する形。
◯ 以上、「GEAR EXPO(機材展)」「マスタークラス」を合わせて、「育成塾」予算を捻出したい。
◯ 育成塾の人数は? → 15名/@35万を考えている。
回数は、学校と同様の30回程度ではいいのではないか、など意見が出た。
◯ 「育成セミナー」についてはプランを立て、前向きに進めていく、またプロジェクトを
立ち上げたら専任担当も必要ではないか、ということになった。
◯ 上記の内容を踏まえセミナーの骨格や予算表などは次回までにまとめ、来年4月開始を目指し
たい。(伊藤氏)
第7 号議案 「映画適正化機構」報告(浜田理事長)
◯ 浜田理事長から
・この夏撮影した作品が映適作品だった。
一週間に一度の撮休、二週間に一度の完全休養日、インターバルを開けるという点も達成
された結果、かなり楽であった。
・まずはスタッフセンターに登録して貰う(登録は無料)、関わる作品が映適作品であった場合
自動的に紐づく形となる。
・これに関してはまた具体的なことが見えてきたら、報告をする。
● その他
◯ 伊藤氏から報告としてSONYの新しいカメラ「BURANO」(9月13日発表)デモリール作成の報告
があった。
・JSCとしてこのデモリール作成の依頼を受け、撮影を行なった。
◎「YUME」(監督:浜田毅・撮影:加藤航平)→9月14日ソニーのサイトにて動画公開。
・お盆の理事会休会時に突然ソニーから連絡があり、急遽決まった案件だった。
若手の人に使ってほしいカメラとのことで、加藤氏をカメラマンとして起用(浜田理事長)
取次店として(株)スイッチが間に入り、費用を立て替えた。
(今回はスイッチが間に入ったが、立替えという形で協力してくれる制作会社が他にも
あれば、良いのかなと思う)
・この撮影報告は加藤氏が「映画撮影」に掲載予定。
ご質問、お問い合わせがあれば事務局にご連絡ください
事務局より

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